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女性のランナーの髪が揺れるのは故障のサイン

束ねた髪を左右に振りながら、颯爽と走る女性ランナー。。。よく目にする後景です。

でも、実はコレ、故障のサインなんですね。(時速6km/h で走行しています。)

ちょっと動きづくりをしてあげます。


同じ時速 6km/h ですが、髪の揺れ方が収まりました。

髪が左右に揺れるのは、軸がブレている証拠です。

 

前に進む為に使うべき運動エネルギーを、故障する為に使っています。

 

軸がブレるという動きは、足首か、膝の何処かを捻っているからです。

 

男性に比べて、女性の関節は緩いので、筋力ではなく “バランス” が重要です。

 

髪が横にブレれば横にブレていますし、上下にブレれば、体が上下に動いています。

 

※患者さんに聞いた話ですが、男性の場合、インナーを履かないで、

バスパン(バスケット・ボールのパンツ)で走るとよく解るそうです。

 

 

若葉治療院のラボで、試験的にランナーの検診を始めました。


治すより防ぐ。 どこまで故障を防げるか?壊れる前に捕まえたい。

 

そして、どこまで・・・ ランナー本人に治し方を伝えられるか?

 

故障する前に、選手自身が前触れに気づき、自分で治せるようになる。。。それが理想。

 

 ・・・故障しなけりゃ速くなる。 

 

そんな事を最近やってたのですが、動きづくりで走りがこんなに変わるとは、思ってもいませんでした。

 

ストレッチ前後の 腰の上下の動きの違い。 


ストレッチ前はふくらはぎの筋肉を使っていたけど、ストレッチ後は前傾姿勢が作れるようになったことで、

モモの筋肉でプッシュするようになった。本人は、その違いに気づいていないし、フォームも意識していない。

 

彼女がよく故障する、右のモモの裏の肉離れ。


ストレッチ前は右膝に捏ねる動きがあったけど、消えた。時速10kmまで試してみたいし、

シューズを履いた状態でどう変わるか?それも試してみたい。

 

もっと言えば、10分走った後にどう変わるか?? 

解らない事がたくさんあって、どれだけあっても時間が足りません。

行ったストレッチは 主にコレ。 前から上から、右、下から見た所


時間が足りなくて、全然、資料が作れないんだけど、一応 悪い例がコチラ。


走る動きを観て、どのストレッチをすると、どのように動きが変化するか?

 

治験データがとれて、統計がとれれば・・・・ 遠くから患者さんが来なくても

 

フォームのビデオを送ってくれればメールとPDFファイルで何とかなるんじゃないか?

 

そんな手ごたえを感じています。

 

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